リハビリテーション科

診療案内

リハビリテーションを行うことはもちろん重要ですが、安全に行うためには患者さんの状態をきちんと評価し、ひとりひとりに適切な治療を行うことが重要です。このためには研修を受けた医師と専門職である理学療法士が協力しておこなうことが極めて重要です。
当院では専門医と理学療法士9名(うち常勤7名)と作業療法士1名(常勤)が治療を担当します。どうぞ安心して受診してください。

当院では「運動器リハビリテーション」(骨・関節・筋肉・神経などの運動器疾患を持つ方を対象)と「脳血管疾患等リハビリテーション」(脳卒中、脊髄損傷、脊髄腫瘍、多発性硬化症、パーキンソン病などの方を対象)を行っております。

歩行練習はリハビリテーションの中でも重要な練習ですが、病気やけがからの回復途中の方が転倒する危険が伴います。当院は天井に転倒防止、体重軽減のためのレールを設置し、安全に歩行練習を行うことが可能です。

慢性腰痛など慢性的に続く痛みにも運動療法が有効なことがわかってきており、当院でも積極的に行っています。

また、当院では変形性股関節症や膝関節症への有効性が報告されてきているジグリングも取り入れたリハビリテーションを行っています

リハビリテーションの予約の変更時は
080-7283-9506 に
連絡をお願いします。

mediVRカグラについて

mediVRカグラは、歩行に必要な運動機能、姿勢バランス、認知機能を改善することができる医療機器です。
訓練はゴーグルをかぶり、仮想空間上の狙った位置に手を伸ばす動作を繰り返すことで行います。
多くの脳、脊髄、神経疾患や骨折、慢性疼痛など多くの病気による症状を改善することが可能です。
今回、新潟県内で最初にこの器械を導入しました(2023年12月)。

当院にてリハビリテーションを行っている方には担当療法士の判断でこの器械を使用しますが、カグラを使った訓練だけを希望される場合は自由診療として行うことも可能です。希望の方はまず外来を受診ください。

mediVRカグラ
mediVRカグラ

訓練は座ったまま行います。

LSVT BIG®について

パーキンソン病患者さんに対するリハビリプログラムである LSVT BIG®の認定理学療法士による個別訓練を開始しました。1回60分、週4回連続、4週間合計16回のプログラムです。希望の方はまず外来を受診ください。

理学療法士から

医師の的確な診断のもとリハビリを行います。関節の硬さ、筋力低下、痛みの緩和はもちろん、日常生活でお困りの動作やスポーツやお仕事等の復帰までサポート致します。

症状は人それぞれで原因も異なります。多くの症状は日常的な姿勢や動作から起こっていることも多いため、患部だけでなく全身を診させていただきます。丁寧に原因を探りながら症状の緩和・改善、再発防止に努めます。最終的にはご自身で症状を和らげることができるように自宅等でのセルフトレーニングのご提案もさせて頂きます。

リハビリを辛い・痛いといったイメージをお持ちの方も多いですが、「楽しくハッピーに」をモットーにしています。

リハビリテーション室
設備紹介

運動療法

  • レッドコード

    レッドコード

    天井から吊るした紐(赤いコード)を使用して、身体を支える機材です。スリングセラピーと呼ばれるリハビリ運動、治癒トレーニングが行えます

  • 免荷装置(レール走行式)

    免荷装置
    (レール走行式)

    県内初導入の追随式歩行リフトです。体重の負荷を軽減させ(免荷)、歩行運動のリハビリに使用します。

  • ニューステップ

    ニューステップ

    全身運動が用意に行えるトレーニングマシンです。低負荷から高負荷まで、さまざまなトレーニングメニューを行なうことが可能です。

病気によっては、温熱療法などの物理療法が有効な場合があります。その場合には各種物理療法を行っています